Gradle とは
Gradle は、Groovy(または Kotlin)の DSL でビルドスクリプトを記述できるビルドシステムです。Java の世界では Maven の後継的に広く使われており、依存関係の解決からコンパイル・テスト・パッケージングまでを自動化できます。Android アプリの標準ビルドツールでもあります。
環境構築(Windows)
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Gradle をダウンロードして解凍する(例:
gradle-5.5.1-bin.zip) -
環境変数を設定する
変数 値 種別 GRADLE_HOME解凍先のパス 新規 Path%GRADLE_HOME%\bin追記 -
インストールを確認する
$ gradle -v ------------------------------------------------------------ Gradle 5.5.1 ------------------------------------------------------------ Kotlin: 1.3.31 Groovy: 2.5.4 JVM: 11.0.2 (Oracle Corporation) OS: Windows 10 amd64
実際のプロジェクトでは、Gradle 本体をインストールせずに Gradle Wrapper(
gradlew/gradlew.bat)を使うのが一般的です。プロジェクトごとに指定されたバージョンの Gradle が自動でダウンロードされ、環境差異を避けられます。
タスクの確認
Gradle の操作単位は「タスク」です。プロジェクトで利用できるタスクは以下で一覧できます。
gradle tasks
よく使うタスク
日常的に使うのは、ごく一部です。まずは次のあたりを押さえておけば十分です。
| タスク | 説明 |
|---|---|
build | ビルドとテストをまとめて実行する |
assemble | 成果物(jar など)を生成する(テストは行わない) |
test | ユニットテストを実行する |
check | test を含む各種検証を実行する |
clean | build ディレクトリを削除する |
run | アプリケーションとして実行する(application プラグイン) |
jar | main クラスを含む jar を生成する |
javadoc | Javadoc を生成する |
dependencies | 依存関係をツリー表示する |
init | 新しい Gradle ビルドを初期化する |
wrapper | Gradle Wrapper のファイル群を生成する |
典型的なワークフロー
新規プロジェクトを作って動かすまでの流れは、おおむね次のようになります。
# プロジェクトの雛形を作成
gradle init
# 依存関係を確認したいとき
gradle dependencies
# ビルド+テスト
gradle build
# アプリを実行
gradle run
依存関係の解決やタスクの依存グラフは Gradle が面倒を見てくれるので、gradle build を実行すれば、必要なコンパイルやテストが自動的に順序立てて実行されます。